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#021 長野県「真澄」
真澄

昨年7月8日午後7時40分にこの事故は起こりました。国道20号に面したアンテナショップ、セラ真澄に大型トラックと乗用車が突っ込み、店舗を全壊させる事故が起こりました。全壊したのは酒蔵だと勘違いされるような報道があったため「もう真澄は飲めない」とネットは騒然としました。

幸いショップは営業を終えていて人はおらず、運転していた男性2人も軽傷で済みました。

大変な大事故でしたが、酒蔵、工場には全く被害がなかったのが本当に救いでした。

間もなく創業350年を迎える老舗酒蔵、宮坂醸造。
真澄と言えばやはり7号酵母発祥の地で有名です。
日本酒は微生物「酵母」が糖をアルコールに変えることで醸されます。しかし美酒を生み出す力を持った酵母はごく僅かで、酒造りが自然まかせに近かった明治時代までは失敗がつきものでした。そこで明治37年に国税庁醸造試験所は優良酵母を探し出して酒造メーカーへ販売事業を開始。こうして「醸造協会酵母」の普及に伴い日本酒の品質は飛躍的に向上したのです。

協会7号酵母はもともと真澄に住み着いていた「蔵つき酵母」で発見当初は華やかな吟醸香を醸し出す酵母でしたが長い時間に少しずつ性格が変化し、現在では落ち着いた香りとバランスの取れた味わいの大人びた酒を醸し出す酵母となっています。
協会7号酵母いわゆる真澄酵母は発見から60年以上たった今でも全国60%の酒蔵で活躍しています。

ちなみに協会酵母のお話しが出たので少しお話しを寄り道したいと思います。
今でも活躍する酵母を紹介しましょう。

協会6号は秋田の新政から分離され、通称新政酵母。現在も使われている酵母としては日本最古。
協会9号は以前も「てんちょうの冷蔵庫」で紹介させて頂きました熊本酵母。熊本の香露から分離されました。
協会10号は通称小川酵母。東北地方の酒蔵から分離されたがどの蔵かはわかっていないが十四代で有名な木酒造が発祥の地として主張しています。
協会12号は通称浦霞酵母。平成7年まで頒布されましたが、今では宮城酵母の初代。

と・・いうように酒造りに関して酵母はとても重要な関係にあるのです。

ただ真澄は7号酵母のパテントを持っている訳でも販売に携わっている訳でもありません。
7号酵母がお金に換わることはありませんが、やはり「7号発祥の蔵元」は名誉であり、決して正道から外れた酒造りはできないというプッレッシャーにもなっているようです。

当店で扱っている真澄はもうひとつの別ブランド「みやさか」
コンセプトは蔵元宮坂家が特別なゲストのために用意した美酒。
旨味たっぷりで上品な万能純米酒です。上っ面だけではない特別な思いの食中酒を楽しんで頂けたらと思います。

そして、樽一の恒例になっている酒「真澄純米吟醸荒走り樽酒」。
アタクシがその昔、他店で飲んだ樽酒の中で鮮明に覚えていた1本です。
上品な味わいにほのかな樽香がついており、この季節酒を正月明けに振る舞うために年間計画にいれておいた酒です。
年内のうちに事前に取り扱いの酒屋を割り出して入荷したのですが、昨年は一瞬で終了。
今年はそのようなことがないよう余裕を持って仕入れをしときました。
いまだかつて美味しい樽酒を飲んだことのない方、気品ある樽酒を樽一でお試し下さい。

#022「醸し人九平次」 | バックナンバー一覧 | #020「浦霞 原酒 金ラベル」

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